Sales Vitality 仕事に生きる全ての人へ

トップセールスの精神、メンタル、考え方を書いていきます

営業マンにはエゴイズムも必要

競争をしないことが当たり前になっているこのご時世。営業の世界も、個人プレーからチームプレーへの移行。チームで商品を売っていこうという考え方が普及されつつあります。

その考え方は正しいと思いますし、会社の業績も上がるかもしれません。

しかし私は、"俺が売ってやるんだ"という強い気持ちを持った営業マンが必要だと考えます。

営業マンが持つエゴイズム

エゴイズムは悪と評されます。自分の利益が最優先という考え方。当然悪ですよね。しかし、トップセールスの多くが、エゴイズムの塊だと私は思っております。

・誰よりも売りたい

・自分以外が売れたら悔しい

・他人を蹴落としてでも売りたい

そんな気持ちを持つ人ほど、成果を出しています。少なくとも私は誰よりもこのエゴイズム精神で営業活動に取り組んでおります。

他人を蹴落とすことはありませんが。

エゴイズムの暴走に注意

売れる営業マンになるためにエゴイズムも必要であるた考えますが、あまりにも度を過ぎると、周りが見えなくなり、実績以上のマイナスとなり自分に跳ね返ることがあります。

実在する私の同期営業Aさんの例です。

Aさんは配属店舗の環境もよく、入社数年で店舗内トップの成績を残していました。誰よりも売りたいという気持ちが強く常に前線で活動し、販売活動を熱心に取り組んでいました。しかしAさんは、本来若手営業がやるべき雑務をほとんどやらず、後輩への指導も他人任せ。先輩営業の顧客を横取りすることもありました。せっかくやる気や能力があるのにも関わらず、仕事に取り組む姿勢や協調性の無さを理由に、僻地へと異動を命じられてしまったのです。

雑用にもエゴを

雑用とエゴイズム。利己的と言われるエゴイズムに雑用は無関係だと思われると思いますが、私はそうは考えません。

雑用をこなす姿、後輩を指導する姿を周りの同僚や上司は必ず見ています。そんな姿を見て、人はチャンスを与えたくなるものです。日頃から売りたい気持ちを持つあなたを、きっと全力でサポートしてくれることでしょう。そんな下心で雑用をこなしてもいいと私は考えます。

もしもあなたの勤める会社が、雑務をこなす人材がまともに評価されない会社であるならば、すぐにでも転職をお勧めします。あなたのような人材を求める企業は星の数ほどあるはずです。

最後までご覧いただきありがとうございました。